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撮る、伝えることとは

 4月4日 『安全への逃避』を含む写真集で 1966年度のピューリ
ッツァー賞を受賞した故沢田教一氏※1の写真展を見に行きました。
※1https://ja.wikipedia.org/wiki/沢田教一

 私がベトナム戦争で活躍した所謂『戦場カメラマン』について知
ったのは、20代後半で読んだ文庫本『地雷を踏んだらさようなら』
でした。この本は私より10歳年上の戦場カメラマン・故一ノ瀬泰造
氏※2の書簡等をまとめたものです。
※2https://ja.wikipedia.org/wiki/一ノ瀬泰造

 写真(撮影)にそれほど興味がなく、またベトナム戦争も子供の
頃の話で現実感はありませんでした。文庫本を購入した動機は、単
純に紛争地での命懸けの生活がどのようなものだったかを知りたか
ったからです。現在まで彼の写真集は見たことがありません。

 今回故沢田教一氏の写真展が開かれるのを知った時、この本を読
んだことを思い出しました。現在カメラ撮影に熱中している身とし
て、戦場カメラマン・故沢田教一氏が命懸けで撮影した写真とはど
んなものなのか素直に見たいと思いました。
 
 戦闘中の兵士、逃げ惑う民間人の写真については言葉がありませ
ん。半世紀も前のことではありますが、そこには戦争の残酷な現実
が写し出されています。20歳代の平和な日本の若者がその現実に直
面し、何を思いシャッターを切ったのか。。。。。。私には想像す
ることができません。

 展示会場に同じく戦場カメラマンの石川文洋氏※3の言葉が紹介さ
れてました。
『銃弾が飛び交う恐怖の中ではひたすらシャッターを押すしかない』 
尋常ではない世界。こうした狂気の世界で人間らしい感情を持ち続
け冷静に被写体を追いシャッターを切る。。。。。。。絶句
※3https://ja.wikipedia.org/wiki/石川文洋

沢田教一

 一方で故沢田教一氏は上記添付画像のカラー写真のような日常の
子供達等の生活風景も多く撮影していたようです。これらを見ると
本当に微笑ましく心が暖かくなります。

 戦争の残酷な現実と平和で心温まる現実。正反対の現実を直視し
冷静に思いを込めて現実を切り取る。恐怖に打ち勝ち、兵士を撮る。
悲しみを乗り越え逃げ惑う人、苦しむ人達を撮る。何気ない日常の
風景を微笑みある心で撮る。人間への深い愛情と撮ることへの強い
情熱が写真から伝わってきます。

  
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Theme: 写真にコトバをのせて
Genre: 写真

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